櫻護謨の2018年3月第3四半期連結決算は、売上高が66億7700万円で前年同期比7・7%増、営業利益は4億700万円で同28・2%減、経常利益は4億2100万円で同22・1%減、四半期純利益は2億9900万円で同13・4%減となった。
消防・防災事業では、消防用ホースの販売が減少したものの、防災資機材やテロ対策資機材の販売が増加したことにより、売上高28億2200万円で同28・1%増、セグメント利益は1600万円(前年同期は2100万円のセグメント損失)となった。
航空・宇宙、工業用品事業の航空・宇宙部門では、航空や宇宙に関わる開発プロジェクトへの参画するとともに、民需用ゴム製品の販売が堅調に推移。工業用品部門では、金型関連は堅調だったものの、タンクシールは交換需要が大幅に減少し販売減となった。この結果、航空・宇宙、工業用品事業の売上高は34億9200万円で同3・8%減、セグメント利益は5億2700万円で同25・0%減となった。
不動産賃貸事業の売上高は3億6200万円で同1・5%減、セグメント利益は修繕費の増加により7800万円で同22・8%減となった。
通期の連結業績予想は当初予想からの修正はなく、売上高が102億円で前期比4・0%増、営業利益は9億円で同4・8%減、経常利益は8億6000万円で同5・5%減、純利益は5億3000万円で同6・4%減を見込んでいる。