17年年間の天然ゴム輸入実績 数量は4%、金額は50%増

2018年02月13日

ゴムタイムス社

 日本ゴム輸入協会がまとめた2017年1~12月の天然ゴム輸入実績によると、輸入量(生ゴム)は69万9428t、前年実績比6・0%増、輸入金額1499億6063万円、同49・0%増となった。また、1~12月の平均単価は324・4円となり、同101・3円高となった。

 12月単月では、輸入量(生ゴム)は、合計で5万2531t、前年同月比16・3%増となり、5ヵ月連続で増加した。輸入金額は、96億6267万円で同23・4%増となり、13ヵ月連続で前年同月実績を上回った。

 天然ゴム消費の大半を占めるタイヤ生産については、17年の自動車用タイヤ・チューブ生産量(JATMA調べ)は前年比0・7%増となり、タイヤ生産は回復傾向がみられた。また、国内の自動車生産台数(JAMA)は17年年間累計では前年比5・2%増と3年ぶりのプラスとなった。

 こうした需要環境の中で、17年の輸入実績の推移を具体的に見ると、1月の輸入量は5万983t(同13%減)で始まったが、2月は5万8645t(同7・1%増)と増加に転じ、3月から6月まで5ヵ月連続で増加した。7月は4万4562t(同18・0%減)と6ヵ月ぶりの減少となったが、8月は5万7148t(同5・6%増)と回復して12月まで5ヵ月連続で前年同月を上回った。

 輸入金額については、相関性が高いと言われる原油の国際価格(WTI)

 

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