ブリヂストンは2月13日、米国子会社ブリヂストン・アメリカス・インク(BSA)と、持続可能な環境に貢献する技術開発に取り組んでいるイタリアのベルサリス社が、昨年12月にグアユールの商用化に向け戦略的な提携を開始したと発表した。
この提携は、BSAのグアユール農業技術・加工プロセス技術における強みと、ベルサリス社の持つ商用化に向けたプロセス構築や市場開拓に関するノウハウを結びつけるもの。
両社は共同でグアユールの商用化に向けた研究開発を推進する。具体的には、最新の遺伝子技術を駆使し、より生産性の高いグアユール品種の開発を目指す。
またブリヂストンは、この提携を通してグアユールの加工技術がアリゾナ州メサ市の同社グループ研究施設「バイオラバー・プロセス・リサーチ・センター(BPRC)」で最適化されることで、グアユール由来の天然ゴムの品質改善・収穫量増加を実現できると考えている。