国内外のゴム工場の基幹設備には欠かせないゴム用機械の製造・販売を手掛けるダイハン(東京都大田区、森大作社長)。
17年9月期の需要動向は、国内市場で全体的にゴム機械の受注が伸び悩むなか、精練や成形分野の受注が伸びた結果、業績はほぼ横ばいとなった。
国内については、新たに国内企業がラインを新設する需要は少ないものの、設備の老朽化対策などで、機械のメンテナンスや更新需要が多く、森社長は「国内の企業業績が良くなってきた影響に伴い、設備投資意欲が湧いてきている。最近ではリプレイスメント需要が多い」と分析する。
一方、海外では、日本、中国、タイの三拠点で構成されたサプライチェーンを構築しているが、現地調達の傾向にますます向かっており、需要の伸びが落ち着いた状況だったという。
その結果、売上比率は国内8割、海外が2割と、国内向けの販売で多くのシェアを占めているのが現状だ。
足元の動向については、前期同様の傾向で推移している。
通期の見通しでは、「前期に引き続