ゴム連合(春日部美則中央執行委員長)は2月8日、第56回ゴム産業労使懇談会を大阪で開催し、組合側30人、企業側28人の代表者が出席した。
司会の藤田直治書記長が開会を宣言した後、労使代表のあいさつが行われた。
最初に労働者側から春日部中央執行委員長があいさつに立ち、2018年春のとりくみに関して「ゴム産業では人員不足への対応が課題となっている。組合としてできることは少ないが、春のとりくみにおいて、賃金改善だけではなく、長時間労働の是正や中途採用の拡大、離職者の防止などの交渉も大きなテーマになるかもしれません。我々がやるべきことは、まずは、組合員の想いや期待をつかみ、どの分野に重点的に取り組むか絞り込むことにある。賃上げについては、過去のとりくみと企業動向をしっかりと見据えた上でとりくむこと。働き方改革では、我々労働者の視点を失ってはいけないことが大事だ」と説明し、「今期春のとりくみにおいては、統一ベア要求を行わない上の難しさが出てくる。各単組が主体的に取り組み、お互いが共通の認識を持ち、合意形成を行うという姿勢を大事にしつつ、その上で社会的要請にも応えていく、そ