営業利益900億円を目指す
クラレは創立100 周年を迎える2026年のありたい姿「独自の技術に新たな要素を取り込み、持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を長期ビジョンに掲げ、その実現に向けた 2018 年~2020 年度の 3 ヵ年の実行計画として、中期経営計画『PROUD 2020』をスタートさせた。
長期ビジョンで掲げた 3 つの基本方針「競争優位の追求」、「新たな事業領域の拡大」、「グループ総合力強化」に沿った経営戦略を掲げ、数値目標として売上高6500億円、営業利益900億円、営業利益率14%、当期純利益620億円を目指す。
中計期間中3年間の設備投資額(決定ベース)は前中計倍増の約 2500億円を計画しており、VAM新プラント建設、光学用ポバールフィルム増設、水溶性ポバールフィルム増設、PVBフィルム増設、<エバール>新プラント建設、液状ゴム増設、歯科材料増設など、戦略投資と成長投資が約6割を占める。コア事業、新事業の成長を目指した継続的な設備投資、イソプレンのタイプロジェクトの推進による事業拡大、炭素材料事業でのカルゴンカーボン社の早期シナジー発現、グローバル経営基盤の構築により、営業利益(17年度実績751億円)は20年度に900億円までに拡大させる。
ビニルアセテートセグメントでは