住友ゴム工業は2月14日、東京・大手町の経団連会館で決算説明会を開催し、池田育嗣社長が2017年12月期連結決算を説明した。
12月期の売上収益は8778億6600万円で前期比16・0%増、事業利益は669億7500万円で同10・6%減、営業利益は674億4900万円で同8・0%減、当期純利益は469億7900万円で同13・6%増となった。
原材料価格高騰の影響で事業利益と営業利益は減益、当期純利益は税負担の減少などにより増益となった。ただし、第2四半期に上方修正した売上収益と各利益項目の予想数値はいずれも上回っている。
前期に比べ79億円の減益となった事業利益の増減要因のうち、原材料要因では360億円のマイナスとなった。内訳は天然ゴムで156億円のマイナス、主にブタジエンの高騰による石油関連資材で194億円のマイナス、その他で11億円のマイナスだった。
価格要因については、主に国内外の市販用タイヤ市場で原材料価格高騰に伴う価格改定を行ったことにより95億円のプラス。数量・構成他は増販効果などで197億円のプラスとなった。
原価要因では、