クラレ 12月期連結 営業利益、経常ともに過去最高

2018年02月15日

ゴムタイムス社

イソプレン、機能材料順調に拡大

 クラレの2017年12月期連結決算は売上高5184億4200万円で前年同期比6・9%増、営業利益は751億1700万円で同10・7%増、経常利益は729億9800万円、同10・3%増の増収増益となり、利益はいずれも過去最高となった。 販売数量、売値改定、操業度向上が収益を押し上げた。

 ビニルアセテートの売上高は2668億9400万円、同5・4%増、営業利益は613億2000万円、同4・8%増。 ポバール樹脂が北米市場を中心に販売量が増加した。光学用ポバールフィルムも販売量が増加。水溶性ポバールフィルムも個包装洗剤用途の需要が拡大し、PVBフィルムも高付加価値品の拡販が進んだ。 EVOH樹脂<エバール>は、食品包装用途、自動車ガソリンタンク用途ともに販売量が拡大した。

 イソプレンの売上高は563億6600百万円、同10.3%増、営業利益は83億5000万円、同20.4%増。 ファインケミカル、熱可塑性エラストマー<セプトン>、液状ゴムともに数量が伸長し、順調に推移。 耐熱性ポリアミド樹脂<ジェネスタ>は、自動車用途、コネクタ用途、LED反射板用途のいずれも販売が拡大し順調。

 機能材料の売上高は

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