経済産業省がまとめた1~12月のゴム製品生産・出荷金額によると、出荷金額は2兆2183億1300万円で前年同期比2・1%増となった。
自動車用タイヤは生産・金額ともに前年実績を下回ったが、ゴムベルトは生産が減少したものの金額は増加、ゴムホース・工業用ゴム製品は生産・金額ともに増加。これにより、ゴム製品全体としても出荷金額が微増となった。
自動車用タイヤの1~12月の生産本数は、1億4547万3000本で同1・0%減となった。内訳はトラック・バス用が1049万6000本で同6・1%増、乗用車用が1億826万2000本で同1・6%減、小型トラック用は2153万1000本で同1・1%減、二輪自動車用が379万3000本で同1・6%減、特殊車両用が139万1046本で同1・8%増となり、トラック・バス用、特殊車両用以外のタイヤ全てが前年同期実績を下回った。
出荷金額は1兆1348億6610万2000円で同0・5%減。内訳はトラック・バス用が2497億9344万7000円で同4・5%増、乗用車用は5413億3649万5000円で同3・6%減、小型トラック用は1364億4312万7000円で同1・7%減などとなっている。
四輪車の生産が年間を通じて前年同月を上回り、タイヤの販売も新車用・市販用ともに前年を上回ったが、生産は微減となった。工場在庫が前年に比べ8・7%減となっていることから、出荷の増加に工場在庫で対応したことがその要因と考えられる。
ゴムベルトの1~12月の生産量(新ゴム量)は、2万1963tで同0・3%減、出荷金額は684億6429万6000円で同1・9%増となった。
生産は、伝動ベルトは