横浜ゴムは2月16日、国内外で販売している全商品の環境貢献商品比率が、2017年度末で100%を達成したと発表した。環境負荷低減を目的に06年度から取り組んできたもので、目標達成年に定めた17年度に計画通り実現することができた。
同社は06年度にスタートした中期経営計画「GD100」の基本方針に「トップレベルの環境貢献企業になる」を掲げ、その具体的な活動のひとつとして全ての商品を環境貢献商品にすることに取り組んできた。
環境貢献商品の認定にあたっては、独自の評価基準を設け、原料調達から廃棄・リサイクルまでの4つの環境機能(地球温暖化防止、資源再生・循環、省資源、安全・快適性)全ての項目の評価を、従来品よりも平均5%以上で、いずれも下回らないことを義務付け、それを達成できない場合は新たな商品化ができない仕組みを導入した。
05年度の環境貢献商品比率は40%だったが、09年度に70%、12年度には90%を超えるなど着実に比率を伸ばしていた。