㈱ブリヂストン(荒川詔四社長)は21日、中期経営計画2011(MTP2011)を発表した。
12年から16年までの5年間を対象とし、昨年からの事業環境の変化を反映させ、必要と考える戦略、施策を追加して策定した。
「MTP2011」の位置づけおよび基本的考え方、業績目標を荒川社長が説明し、中計概要、「2012年ROA6%到達」への取組みなどを江藤彰洋執行役員が詳細に説明した。具体的にはタイヤ戦略商品・事業の拡充や技術の更なる進化による基盤競争力の向上、新興国市場でのタイヤ事業の地位確保、多角化事業における選択と集中、環境対応商品・事業の拡大など。
業績目標については、MTP2010から変更なく12年にROA6%の達成、13年以降は更に上を目指すこととしており、連結売上高は12年に3兆6000億円、連結営業利益は2700億円を計画。
なお、営業利益の増加要素は戦略商品の拡大で670億円、合理化努力460億円、多角化事業330億円、数量増・他490億円。設備投資は中計期間で平均2500億円を計画。(2012年3000億円計画)。全体の約5割はタイヤ戦略投資に配分。
2011年10月21日