日本ゴム協会は3月6日、2018年年次大会を5月30日から6月1日の3日間にわたり、さいたま市浦和区の埼玉会館において開催すると発表した。
例年の定時社員総会ならびに研究発表会は2日間の開催だが、本年は創立90周年を記念した90周年記念式典・記念講演・記念祝賀会・特別セッションなど多彩な行事を計画しているため、3日間の開催となる。
同年次大会では、ゴムに関する基礎的な研究成果のみならず、製品展開を見据えて企業と大学が協業で実施した研究成果や、企業が製品開発の中で独自に見出した研究成果など多彩な発表が行われる。ここでは、通常では見ることのできないゴムの内部をのぞき見る研究や、これまでにはないゴムの新しい特性を見出したもの、新たな分析・解析技術に関するもの、合成や修飾によって新たな機能を発現した材料に関するもの、環境やエコに貢献する技術の紹介など、ゴムに関する様々な話題が提供される。
また、研究発表以外にも、ゴム産業に関わる企業による基調講演やドイツゴム協会との交流を兼ねて招いたドイツゴム技術研究所所長の講演、今さら聞けないゴム理論入門コース、企業の最新技術や製品を紹介するポスターセッションなどを計画している。
また、90周年記念式典は、これまでの同会の歩みを振り返りつつも、100周年に向けた次の一歩を踏み出すための節目の機会として多くの皆様が交流できる場にしたいとしている。
90周年の記念講演会では、ブリヂストンの松田明氏による「ゴム産業の現在・未来(仮題)」、フコクの河本次郎氏による「ゴム企業のマネージメント~ゴム技術者をいかに育てるか~(仮題)」、日産自動車の福井孝之氏による「自動車用ゴム材料の現在と未来(仮題)」の3件の講演を予定。
また、記念式典・記念講演会終了後に埼玉会館・2Fレストラン/ラウンジにて記念祝賀会を開催する。
2018年年次大会の参加申込については、日本ゴム協会webサイトの登録フォームから申込のこと。早期登録期限は4月6日。登録費は正会員が4/6まで8000円、4/7以降が1万2000円、シニアが4/6まで4000円、4/7以降は6000円、学生会員が4/6まで3000円、4/7以降は4000円、会員外は4/6まで1万4040円、4/7以降は1万9440円。