クラレは3月7日、PTTグローバル・ケミカル・パブリック・カンパニー、住友商事と共同で、ブタジエン誘導品の製造販売事業に関する詳細検討を進め、合弁契約を締結したと発表した。
3社は2016年9月よりタイのラヨン県マプタプット、石油化学コンプレックス内のヘマラ・イースタン工業団地を候補地に高耐熱性ポリアミド樹脂PA9T、水素添加スチレン系熱可塑性エラストマーの製造販売事業について詳細事業化調査(フィージビリティ・スタディ)を進めてきた。
今回、さらなる検討及び当該合弁事業の独禁当局への申請を行うため、最終投資判断に先立ち合弁契約を締結する運びとなった。
新会社の事業内容はブタジエン誘導品の製造販売。出資比率はクラレが53・3%、PTTグローバル・ケミカル・パブリック・カンパニーが33・4%、住友商事が13・3%。合弁会社名称、本社所在地、代表者の役職・氏名、資本金、設立年月日は未定となっている。