経済産業省がまとめた2017年の防振ゴム生産量は新ゴム量で3万2580t、前年比3・6%増。出荷金額は1551億1900万円で同5・5%増となった。
防振ゴムは自動車用・産業用・鉄道用・船舶用など、様々な分野で使われているため、需要はこうした業界の動向に左右される。
生産量は1月と9月を除いて前年実績を上回った。主要需要先である17年の自動車の生産は各月とも前年を上回り、全車種合計で5・2%増となった。工作機械についても中国を中心とする外需の拡大に加え、内需も設備投資が比較的堅調だった。これにより、17年の工作機械の受注額は10年ぶりに過去最高を更新した。これを受け、生産は前年を上回った。
出荷金額については、1月と9月が微減となった以外は前年実績でプラスとなっている。
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