葛飾ゴム工業会(武者英之会長三協物産社長)は3月7日、東京都葛飾区のテクノプラザかつしかで今年度第1回目の勉強会を開催し、会員企業から32人が出席した。
今回の勉強会は、武者会長と経済産業省の関連団体であるJAMP(アーティクルマネジメント推進協議会)の山藤憲明所長が講師となり、「ChemSHRPA(ケムシェルパ)その内容と対策」と題する講演を行った。
ケムシェルパとは、部品や部材に含まれる化学物質情報を取引先に伝えるツール。これまでのJAMP(AIS)や旧グリーン調達調査共通化協議会(JGPSSI)を一つにしたフォーマット構成で、国内外でフォーマットの標準化、統一化を目指し、2016年4月から経産省主導で運用が開始されている。
同工業会では10年近く、顧客から「含有化学物質情報の提供」として、AISやMSDSplusなど様々な要請を受けており、その実務負担が経営課題となっている。これら負担への軽減に対しては、ケムシェルパへの情報伝達ツールの普及が図られており、すでに工業会の一部会員からもケムシェルパに対応する動きが出始めている。
勉強会では、まず武者会長が講師を務めることになった理由を説明した。武者会長によれば、三協物産では区内で3番目に2000年4月に