十川ゴムは3月8日、10ミリ超の厚物のゴムシートに限定し、6月1日出荷分から15%~25%値上げすると発表した。
改定幅は製品により個別に設定する。
主原料の値上がり、エネルギーコストの上昇、梱包材など副資材の価格上昇に加え、社会的にも人件費が上昇している。
また、物流業界の構造的要因による大幅な運賃値上げも、大きなコスト増加につながっている。
同社としては、コスト増加分の内部吸収を第一に考え、製造工程・製造効率等を見直し、長く自助努力を続けてきたが、これらのコスト上昇は自助努力で吸収できる範囲を超えており、こうしたコスト増加分の一部を販売価格へ反映させざるを得ないと判断し、値上げを実施する。
また、特定の顧客向け製品や陥没価格製品などに関しては、それぞれ個別に交渉する予定としている。