ニッタは３月16日、創業１３３周年記念式典を行った。
創業記念式典では、ニッタグループの永年勤続優良従業員表彰を行った。勤続30年表彰は国内22人、海外２人、勤続20年表彰は国内41人、海外３人が表彰された。また業績への貢献の高かった案件に対し、社長賞の表彰も行った。社長賞１級は13件、社長賞２級は11件、他合計69件が表彰された。
式典では新田元庸社長が次のようにあいさつした。
「昨年、私はこの席で、「新ＮＩＴＴＡグループ理念」を発表しました。「Ｇｏｉｎｇ ａｈｅａｄ ｗｉｔｈ ｙｏｕ ニッタは動かす、未来へ導く製品で。世の中を前へ、そして人々を幸せに。」１年をかけ、新理念に込められた思いを、グループ社員一人一人と共有すべく、その理解と浸透を図ってきました。そしてブランドセミナーなどを通して、多くの皆さんの決意に接することができました。
皆さんの思いに直接触れ、ＮＩＴＴＡは変わっていけると確信しています。一人一人の挑戦は、小さなものかもしれません。しかし、皆で取り組んでいくことで、我々の製品やサービスで、世の中を前に進め、人々を幸せにしたいと思っています。
そして、創業者新田長次郎が、若き日に大きく影響を受けたとされる、福沢諭吉の言葉の中に、
『世間の物事は、進歩しないものは必ず後退し、後退しないものは必ず進歩する。進歩も後退もせずに、一か所に止まっているものなど、ある訳がない。』というものがあります。それは現状に甘んじる事への、戒めだと思います。そして長次郎も、定例の社員懇談会で、その言葉に触れ、そして最後に『日々たとえ少しずつでも、改善を計ることを強く望む』と結んでいます。
１００年以上たった今、時代は大きく変わっているとは言え、変化や挑戦に対する熱い思いは、ニッタの信念として、大切に長く引き継がれています。
皆がチャレンジしていくことで、ニッタはどんどんいい会社になっていきます。次の１５０年、２００年に向けて、ニッタの良き文化を、大切に伝承しつつ、新たな歴史を作っていきましょう。そして、皆さんと一緒に、働いていて楽しいと思える、夢を持つことができる、そんな会社にしていきたいと思います」
新田社長のあいさつ
社長賞の授与のようす
