CMB特集 CRK 収益の柱増やし利益改善へ

2018年03月23日

ゴムタイムス社

 今年で創業55年を迎えるCRK㈱(群馬県高崎市、長坂英昭社長)。

 同社はCRを中心にEPDM、NBR、SBR、NRなど、ほぼ全種類のゴムコンパウンドのほか、熱膨張性耐火材や押出成形の止水材、プレス成型品など、多様な工業用ゴム製品の製造・加工・販売を行っている。

 2月末には、親会社デンカが同社の出資比率を、これまでの53%から100%へ引上げ、同社を完全子会社化した。

 今回の完全子会社を受けて、長坂社長は「今まで以上に、親会社とのつながりを強めていくことができる。またデンカが昨年11月に発表した中期経営計画『「Denka Value―Up』の達成に向け、今後は売上も大事だか利益の改善も進めていきたい」と抱負を述べている。

 17年度の業績動向を振り返ると、コンパウンド、熱膨張性耐火材、プレス成型、押出成形、の4部門のうち、特に動きがよかったのが火災時に膨張して煙や炎の伝播を防ぐ熱膨張性耐火材。オリンピック需要にも支えられホテルやビルに使用が拡大されたほか、住宅向けにも軒下の換気用などに防災強化から拡大され好調に推移した。

 コンパウンド事業では、国内のコンパウンド需要は今までは減少傾向だったが、下げ止まりから持ち直しに転じたものの、外販のコンパウ

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