ベルト特集 バンドー化学 樹脂ベルトは製品全体で拡販へ ゴムコンベアは特長品に注力

2018年04月27日

ゴムタイムス社

 

 バンドー化学(神戸市中央区、吉井満隆社長)の搬送ベルト事業の18年3月期第3四半期売上高は、樹脂コンベヤベルトが増収となったものの、ゴムコンベヤベルトの減収が響き、全体では前年同期比1桁減となった。

 樹脂コンベヤベルトは主力の食品・食品機械向けおよび物流向けが堅調で、売上は同4~5%の増収となった。食品・食品機械向けでは、国内、海外とも堅調に推移した。特にアジアではベルトのエンドレス加工を行う拠点が中国やタイなどにあり、アジアの食品市場は今後も成長が見込まれるため、新規需要の獲得と並行して、ベルトの交換需要も開拓も行っていく。

 食品・食品機械向けの製品展開では、付着性向上や熱収縮に強い「単一材ベルト」「長尺ロングシンクロベルト」など全体で拡販を図っている。単一材ベルトは、帆布のないポリウレタン単一材で構成されたベルトで、耳ほつれ・カバー剥れの心配がない他、洗浄性にも優れており、食肉や水産物の搬送等のベルトの洗浄を頻繁に行う用途に

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