ゴム・樹脂ホースが好調だ。自動車を始め、建設機械、一般産業用機械などの需要先の生産が好調なことから、ゴム・樹脂ホース生産は前年を上回る状況で推移している。
経済産業省によると、17年のゴムホース生産量(新ゴム量)は前年比6・3%増の3万6787tで3年ぶりに前年実績を上回った。生産量はここ数年漸減傾向で推移していたが、17年はリーマンショック以降で最も高い値となった。
品種別に見ると、全体の7割近くを占める自動車用は同3・8%増、高圧用は同28・1%増、その他用も同1・3%増となり、全品種で前年実績を上回った。特に、高圧用は建機や工作機械業界の活況を受け、好調さが目立っている。
また、日本ビニルホース工業会によると、17年のビニルホースの出荷量(ガーデンホースと工業用その他合計)は、前年比3・3%増の1万3663tで2年連続で前年実績を上回った。
需要先では、半導体向けは好調、食品向けも安定