東洋ゴム工業は3月29日、同日開催された第102回定時株主総会で、2019年1月1日をもって、社名を「TOYO TIRE」に変更すると発表した。
同総会において第2号議案として付議していた「定款一部変更の件(商号変更)」が承認されたことにより、決定された。
同社は、1945年8月に「東洋ゴム化工」と「平野護謨製造所」の両社が合併し、「東洋ゴム工業」として誕生した。創立以来、70有余年を経て、同社はグループ従業員数をはじめ、連結売上高、営業利益ともに海外比率が過半を占め、現在、グローバルに業容の拡大とブランドステータスの向上を図っている。
自動車産業界は、100年に1度といわれる大きな変革期にあるが、同社グループはさらに持続的な成長を実現していくために、自動車用タイヤ、自動車用部品といったモビリティ分野を事業の中核に据えて、2017年より、新たな中期経営計画「中計’17」を推進するとともに、事業機能および経営基盤の強化に取り組んでいる。
同社は来年1月に実施する社名変更を契機として、改めてモビリティ分野のビジネスに携わる「誇り」と「責任」を持ち、グローバルにTOYO TIREを本物のブランドにしていく「覚悟」を示すことで、自らの社会的責任と存在意義を追求するとともに、企業価値のいっそうの向上を図っていく。