オーサカゴム(大阪市天王寺区、八尾巍社長)の17年度売上は上期が例年以上に低調で、活況期の下期に回復したものの前年度比100%で終わった。
ゴム板については下期型ではあるが、一般産業分野においても9月頃から動きがよくなっており、特に合成ゴム板が好調であった。
環境対応品では、特殊環境対応シート「KANKYO‐B65、‐W65」に加えて、昨年3月に汎用タイプの製品を上市、従来品の在庫の関係で全面切替の時期を計っていたが、新年度の3月21日より全面的に環境対応品への切り替えに踏み切った。
1500mm幅の広幅シートは、大サイズのゴム部品を継ぎ加工せず一体加工できるメリットがあり、大きな伸びはないものの安定した需要がある。
ゴム板以外の製品では、ダスコンマットは好調が続いた前年度までの反動で17年度はやや伸び悩んだ。消防吸管は上半期が若干下回ったものの、下期は順調でトータルでは例年並みとなった。
製品開発では、顧客の要望に応じて従来品においては特性、機能の向上、また特殊機能の付与による新製品開発に注力しているが、特