ニッタは4月3日、大阪市浪速区の本社でNITTAグループの2018年度入社式を開催し、32人のニッタ、ゲイツ・ユニッタ・アジア、ニッタ・ハースの新入社員を前に、新田元庸社長が式辞を述べた。
新田社長は同社の歴史と現状に触れた後、「ニッタには3つの資産、あるいは財産があると思っている」と述べ、「発明・改良・円満」「顧客の要望にコツコツと応える現場力」「多様性」を挙げた。
「発明・改良・円満」について、新田社長は「ニッタスピリッツとも言える創業者から受け継いだ考え方」だとして、発明は世の中の役に立つ製品を開発し、世に送り出すこと、改良は不断の努力でそれをさらに良くすること、円満は円満な人間関係な人間関係を顧客や社会とつくり上げることだと説明した。そして「これらは100年以上たった今でも輝きを失わず、ニッタで大切にしている考え方」だと述べた。
「顧客の要望にコツコツと応える現場力」に関しては、「誠実に対応する姿勢や工場で品質を作りこむ力は、ニッタの大切な資産」と指摘。「多様性」は、ベルトから始まり、ホース・チューブ、空調製品、メカトロやセンサー製品、半導体研磨パッドなど、幅広く事業を展開してきたことに触れ、需要業界は多岐にわたり、「その多様性が人を育て、ニッタの総合力を高める役割を果たしている」との考えを示した。
また、IOTや自動運転、IPS細胞やAI、ドローンなど、技術革新が世の中を変えようとしており、「それをビジネスチャンスに変えるためには、3つの試算にさらに磨きを掛け、新しい時代に果敢に挑戦していく事が必要」としている。
最後に同社のグループ理念について説明し、すべての行動のもとになるのが「健康」と「安全」で、「この『健康と安全』の2つは、どのような時でも、是非心掛けるよう」と述べた。