旭化成は高機能ポリマー事業の拡充・強化を図るため、4月1日付で高機能ポリマー事業本部の組織を再編した。
同事業本部に新たにエラストマー事業部を新設、合成ゴム事業部にプロジェクトの推進部隊としてESP推進部を設けた。加え企画管理部傘下の合成ゴム企画室をゴム・エラストマー企画室に改称している。
また、旭化成はナフサやブタジエン、スチレンモノマー等の市況上昇に加え、用役費や物流費などの高騰に対応、昨年に引き続き同社の合成ゴム(BR、SBR)及びスチレン系熱可塑性エラストマーを4月16日出荷分から平均25 円/kg値上げした。
同社の低燃費タイヤ向け溶液重合法スチレンブタジエンゴム「S―SBR」は、国内外のタイヤメーカーからの高い支持を得ており、堅調な伸びを続けている。
同社は現在、国内の川崎工場10万