バンドー化学は4月2日、神戸市の本社で2018年度入社式を開催した。キャリア採用者などを含む49人の新入社員に対し、吉井満隆社長が激励の言葉を送った。
吉井社長は最初に同社の歴史を振り返った後、「長い歴史と伝統ある会社で働くことを誇りに、グローバルな視点を持ち、果敢にチャレンジして欲しい」と述べ、心掛けてほしいこととして3点を挙げた。
1つ目は、「常に勉強し、仕事を通じて、自分を磨いて欲しいという事」とし、与えられた仕事の目的や自分の役割を理解し、どうすればその仕事が正確に期限通りにできるかを考えてほしいと述べた。「自分で考えて仕事をした人と与えられた仕事をただこなす人とでは、10年もすれば大きな差となってくる」とし、常に勉強することを求めた。
2つ目は「変革を恐れず挑戦者であって欲しいという事」とし、仕組みやルールは、大事に守らなければならないものもある一方で、時代の変化に即して変えていかねばならないものもあると指摘。大きな変換点を迎える環境で、いかに働き方を変え変化に対応していくかが問われており、「新しい発想で、柔軟に、常に高い目標に向かってチャレンジする挑戦者であって欲しい」と希望を述べた。
3つ目は「コミュニケーションを大切にする事」とし、PDCAサイクルを回しながら目標を達成することを奨励した。「積極的に周囲の人と会話をし、意見を交わし、議論をするよう」とし、組織が活性化するような新たな風を吹き込んで欲しいと述べた。