三ツ星ベルトは4月2日、ホテルオークラ神戸で2018年度入社式を開催し、同社グループの新入社員93人が出席した。
入社式では、来年創業100周年を迎える記念社旗を持った先輩社員に続き、新入社員が入場した。
新入社員を前にしたあいさつで垣内一社長は「当社グループの売上高の半分を占める自動車業界は、100年に一度といわれる大変革期にある。特にインフラの整った国内では、当社の主力製品であるベルトを使わない車が少しずつ増加することが懸念される」との考えを示した上で、「このように厳しい環境下でも、17年度は計画を上回る高いレベルの業績を確保できる見込みだ。このことは全従業員が環境変化にブレにくい強い企業体質づくりを目指し、真の競争力強化を地道に全社一丸となって努力してきたからこそ。このような良い状況で皆様をお迎えできることを大変うれしく思う」と述べた。
また、垣内社長は新入社員に対し、今後仕事を行う上で次の3点の重要性を強調した。
一つ目は、当社グループはモノづくり企業であることを忘れないでほしいということ。どの部門に配属されても、モノづくりの基本となる原材料、仕掛品、製品、生産設備などの知識を習得する努力を続けてほしい。
2つ目は、自分で考え自己の責任範囲を自覚し行動してほしい。今何をすべきかやるべきことを自ら考え、自分のレベルを上げるために自己研鑽を心がけてほしい。
3つ目は、自分の仕事を粘り強くやりぬく情熱と執着心を持ち続けてほしいということ。
皆さんにとってこれからの数年が人生を左右する大切な時間になる。失敗を恐れず、好奇心とチャレンジ精神を持ち、それぞれの分野で当社グループの将来を担う人材に成長してほしいとエールを送った。
また、新入社員を代表し江口直樹さんが「電気自動車やハイブリッド車の普及、AIやIоTなど環境が大きく急速に変わるなかで、われわれ新入社員