豊田合成は4月4日、北京市の中国国際展覧センターで4月25日~5月4日に開催される「第15回北京国際モーターショー」に出展すると発表した。
ブースでは、安全・環境・快適に貢献する各種自動車部品を紹介するとともに、将来の自動運転や電動化時代に対応した次世代コンセプトモデルを中国で初出品する。
主な展示品は、次世代コンセプトモデルとして、「次世代コックピットモジュール」次世代フロントモジュール」、安全・環境ワイヤーフレームデモカーなど。
「次世代コックピットモジュール」は、クルマに運転を任せてリラックスできる室内空間を創出。HMIとして機能するインストルメントパネルやコンソールボックスを搭載しているほか、次世代ステアリングホイールでは、カメラやセンサでドライバーの状態を検知する機能も備えている。
「次世代フロントモジュール」は、ラジエータグリルなどの外装部品に、自動運転システムを支えるカメラやミリ波レーダなどを内蔵。運転状態をLEDで周囲に知らせるHMI機能「外装コミュニケーションランプ」も搭載。さらに軽量な樹脂製ボデーを採用している。
安全・環境ワイヤーフレームデモカーは、各種「エアバッグ」や「ミリ波レーダ対応エンブレム」など安全性能向上に貢献する製品、「樹脂フューエルフィラーパイプ」「軽量ウェザストリップ」「車載LED製品」など環境性能向上に貢献する製品の搭載位置や特徴を分かりやすく紹介する。
同社は急拡大する中国を重点市場に位置づけ、今後も同国での顧客のニーズに対応しさらなる事業拡大を目指す方針だ。