JSRは4月9日、インドにおける合成ゴム等エラストマー製品の営業・マーケティング活動の強化のため、ハリヤナ州に現地法人「JSRエラストマー・インディア・プライベート・リミテッド」を設立し、営業を開始したと発表した。
2017年12月20日に設立されたJSRエラストマー・インディア・プライベート・リミテッドは、インドのハリヤナ州グルガオンに本社を置き、JSRが99%、JSRトレーディングが1%出資している。事業内容は合成ゴム等エラストマー製品の販売代理で、資本金は1500万インドルピー、代表者は三田村憲作氏。
インドは現在世界第5位の自動車生産国で、タイヤ向け・自動車部品向けエラストマー製品の需要拡大が見込まれる。また、市場規模の拡大に加えて、自動車排ガス環境規制の強化を背景に、低燃費タイヤ用溶液重合スチレンブタジエンゴム(SSBR)に代表される高機能製品の需要の高まりも期待されている。
このため、今回インドに現地法人を設立し、営業・マーケティング活動の現地化によって、エラストマー製品の販売拡大を図っていく方針だ。