17年世界の天然ゴム総生産量、1338万tで8%増

2018年04月19日

ゴムタイムス社

国際ゴム研究会(IRSG)統計

 天然ゴム生産量
 17年の世界の天然ゴムの総生産量は、1338万tで同7・5%増。伸び率は16年の1・5%から6ポイント拡大した。生産量で全体の6割を占めるタイとインドネシアが堅調だったことや、ベトナムやインド、ミャンマーなど他のアセアンの国々も好調だったことで、3年連続で前年を上回った。

 国別では、1位のタイは475万5000tで同5・2%増、2位のインドネシアは340万9000tで同6・3%増となった。タイの伸び率は前年の1・0%から4・2ポイント、インドネシアも前年の2・0%から4・3ポイントそれぞれ拡大した。

 3位は天然ゴム産出の新興国のベトナムで、108万6000tで同5・2%増。4位の中国は77万9000tで同0・6%増。5位のマレーシアは73万9000tで同9・7%増と、前年の減少から回復した。上位5ヵ国で全生産量の8割強を占める。

 6位以下で大きく生産量を増やしたのが、インド(同14・4%増)、コートジボワール(同39・0%増)、ミャンマー(同8・4%増)、カンボジア(同33・3%増)などで、上位10ヵ国いずれも前年を上回った。

2018年:IRSG天然ゴム生産量上位10カ国の推移

 合成ゴム生産量
 17年の世界の合成ゴム生産量は1505万8000tで同1・5%増となり、3年連続で増加した。

 国別では、中国が299万4000tで同0・4%増となったのに対し、2位の

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