横浜ゴムは4月13日、同社の従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」が、環境保全や国際活動を行う3団体に支援金を寄付すると発表した。
「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する同社の従業員が給与から毎月1口100円を積み立て、環境や人権などの問題に取り組むNPO、NGO等への資金援助や重大な災害への義援金として拠出するため、2016年5月に設立された。
この基金の寄付に合わせ、同社も同額を寄付する、マッチングギフトの仕組みを取り入れている。
今回、基金が寄付するのは、NPO法人「グラウンドワーク三島」へ20万円、公益財団法人「AFS日本協会」へ15万円、特定非営利活動法人「チャイルド・ファンド・ジャパン」へ9万6000円、。同社のマッチングギフトと合わせると、それぞれ40万円、30万円、19万2000円の活動支援金が寄付される。
3団体への寄付は2017年1月に続いて2回目。
「グラウンドワーク三島」は、静岡県三島市の水辺自然環境の再生と改善を目的として活動している。市民・行政・企業が連携して地域の環境改善に取り組むグラウンドワークの手法を日本で初めて取り入れ、汚染された川の水質改善活動やホタルの里づくりなどを推進している。
「AFS日本協会」は1955年に創立。ボランティアによる日本と海外の高校生の交換留学を主な事業とし、青少年の育成と国際理解の増進に取り組んでいる。全国75の支部で様々な国際交流活動を行っている。
「チャイルド・ファンド・ジャパン」は1975年に設立。アジアを中心に貧困の中で暮らす子どもの健やかな成長と家族、地域の自立を支援している。横浜ゴムは寄付のほかに、本社、平塚製造所、三重工場、三島工場がフィリピンの子ども各1名との手紙の交換を行う「顔の見える支援」を2017年から続けている。