ゼオンポリミクス(ZPI、滋賀県大津市、佐屋利明社長)の18年3月期の生産量は、上半期が横ばいだったものの、下半期が若干減少した結果、予算比で微減となった。
自動車生産台数の増加に付随して生産量が増えたものの、前期のスポット案件がなかったことが要因のひとつだという。
佐屋社長は「国内は決してシェアが落ちているわけではない。全体的には生産量は増えてきている」と前期を振り返る。国内で多くの割合を占めるNBRは前年並みの動きを示し、アクリルゴムは増加、HNBRの「ゼットポール」も予算通りだった。
海外拠点については、佐屋社長によると「海外の3拠点で最も元気なのはタイのゼオン・アドバンスド・ポリミクス(ZAP)で、自動車生産が回復してきているため、量も出ている。中国の瑞翁化工広州(ZPG)と瑞翁化工上海(SZ)は厳しい環境規制にも対応できており、堅調に推移している」とのことだ。
同社では、毎年6月と11月に、ZAP・ZPG・SZ駐在の生産技術者や現地技術スタッフ、同社の生産技術者を交えた「CM