ハナキゴム(茨城県牛久市、花木秀晴社長)は1908年の創立以来、耐久性・作業性に優れた手袋や指サックに特化した高品質な製品の開発・販売を続け、今年10月で110周年を迎える。
17年度を振り返ると、手袋は工業手袋の需要増や、指サックも前年度を若干上回ったことで、売上全体は微増だった。
手袋では、工業用手袋「ハナローブ400シリーズ」や導電性手袋「ハナローブ800シリーズ」は引き続き伸長。さらに、ハナローブと並ぶ主力製品「エフテロングローブ」も安定した売れ行きを示している。
これら手袋が伸びた要因は、労働安全意識の高まりを背景に、安心安全な同社の高品質な手袋を求めるユーザーが着実に増えていること、昨年にハナローブ400シリーズとエフテロングローブで化学物質・薬品による危険からの保護手袋に関するJIS規格「T8116」を取得したことも追い風となっている。
ハナローブ400シリーズは、中・低濃度の酸や一般化学薬品に優れた耐性を持ち、幅広い用途に使用できる天然ゴム製の化学防護手袋。独自製法を用いることで手に良くなじみ、長時間の作業でも疲れにくい、着脱が容易、引裂・摩耗にも強いとい