ブリヂストンは4月23日、同社の彦根工場の操業50周年を記念して、同社の吹奏楽団による記念公演を開催したと発表した。
記念公演は滋賀県彦根市のひこね市文化プラザで15日に開催され、地域住民ら約1300人を集めて行われた。
公演に先立ち、彦根市の大久保貴市長が参加し、彦根工場操業50周年を記念するセレモニーが行われ、工場長の井上和明氏が近隣住民への感謝と今後の更なる地域貢献への思いを述べた。
セレモニーに続いて、ブリヂストン吹奏楽団久留米の公演が行われ、第1部にクラッシックステージ、第2部にポップスステージの構成で、アンコールを含む11曲が演奏された。
公演の入場料は、公益財団法人おりづる会を通じて、交通遺児の人々に全額寄付される。
同社は、「今後とも市民の皆様に親しまれ、皆様と共に発展出来るよう、様々なイベントの企画などを通じて地域貢献活動を進めていく」としている。
同社の彦根工場は、滋賀県彦根市で1968年3月に操業を開始し、従業員は約1500人、敷地面積は約65万平米で、乗用車用ラジアルタイヤ及び小型トラック用ラジアルタイヤを生産している。
ブリヂストン吹奏楽団久留米は、同社の久留米及び鳥栖工場で働く従業員が、交代制勤務を行いながら活動している社会人吹奏楽団で、彦根での公演は今回で13回目となる。
おりづる会は、滋賀県在住の交通遺児に対して、精神的、経済的な支援を行うことにより、交通遺児の健全な育成に貢献する公益財団法人で、1970年に設立された。