日東化工は4月27日、都内で2018年3月期非連結決算の説明会を開催した。
売上高は78億2500万円で前年同期比1・6%減、営業利益は3億円で同4・9%減、経常利益は2億9400万円で同3・3%減、当期純利益は2億9500万円で同10・6%減となった。
売上高は、高機能樹脂コンパウンドで一部受託製品を終了した樹脂事業は減収だったが、これは当初の計画通りとした。一方、ゴム事業はゴムコンパウンドが堅調だったことや、成形品も比較的好調に推移したことで増収となり、「ゴム事業が樹脂事業の減収をカバーした」(小平英希・経理グループマネージャー)と述べた。
利益については、固定費の削減や原価低減を進めたものの、原料価格やユーティリティーコストの上昇により、ゴムシートは採算が悪化している。
セグメント別に見ると、ゴム事業全体の売上高は59億5000万円で同3・6%増だった。
うち、ゴムコンパウンドは自動車関連の受注が堅調に推移し、売上高は30億3700万円で同7・3%増となった。
シート・マットについては、ゴムマットは自社開発品の「ブラックターフ」や「クッションマット」が堅調に推移したものの、ゴムシートは受注が低調だったことで、シート・マット全体の売上高は14億4300万円で同4・0%減だった。
成形品に関しては、フォークリフト向けのクッションタイヤの受注が好調に推移。これにより、売上高は14億6900万円