タイガースポリマーの2018年3月期連結決算は、連結売上高が427億6600万円で前期比5・5%増、営業利益は26億6800万円で同4・6%減、経常利益は27億5700万円で同9・5%減、当期純利益は19億8200万円で同6・9%減となった。
売上高は日本、米州、東南アジア、中国の全セグメントで売上高が増加、利益面では、米州のセグメントで大幅な営業減益となったことにより、営業利益は減少した。
日本では、産業用ホース、ゴムシート、自動車部品の販売が増加した結果、売上高は230億5100万円、同3・4%増となった。増収の影響により、セグメント利益は18億6300万円、同22・5%増となった。
米州では米国の自動車部品は、販売は増加したが、工場拡張による償却費の負担増や新しい部品の立上げに伴う費用の増加などにより、増収減益となった。米国の産業用ホースは、販売は増加したが、労務費、諸経費の増加や為替換算上の影響があり、売上高、営業利益ともに微減となった。一方、メキシコの自動車部品は、販売の増加により、増収増益となり、売上高は136億1200万円、同4・6%増、セグメント利益は9000万円、同87・1%減となった。
東南アジアでは、マレーシアでは家電用ホースの販売が増加し増収増益。タイでも、自動車部品の販売が増加し、増収増益となった。 売上高は30億8600万円、同14・8%増、セグメント利益は3億5600万円、同54・5%増となった。
中国では、家電用ホースの販売は減少したが、自動車部品の販売が増加し、売上高は61億2100万円、同11・1%増となった。原材料費は増加したが、増収の影響により、セグメント利益は2億6400万円、同3%増となった。
2018年3月期通期の連結業績予想は、売上高が430億円で前期比0・5%増、営業利益は28億円で同4・9%増、経常利益は29億5000万円で同7%増、純利益は20億円で同0・0%増を見込んでいる。