中部ゴム工業用ゴム製品卸商業組合は5月17日、名古屋の名鉄グランドホテルで第39回通常総会並びに、愛三岐支部の第37回通常総会を開催した。
まず、愛三岐支部の総会では、大野裕支部長(大野光)が開会挨拶を述べた後、議長選任、議案審議が行われた。なお、任期満了に伴う役員改選が行われ、新支部長には甲田昌史(池内ベルト商工)氏が選任された。
続いて、中部ゴム商組の総会には68人(本人41人、委任状27人)が出席した。物故者への黙祷が行われた後、挨拶に立った川島理事長は、「最近のニュースを見ると、海外はアメリカは好調、中国や新興国も順調に推移し、国内輸出産業は活況だ。また、中部地方の上場企業の18年度3月期業績は3割が過去最高益となっている。その一方で、18年1~3月期の実質国内総生産(GDP)は、9期四半期ぶりのマイナス成長となるなど先行きに対する懸念もある」と述べた。
また、組合員数については、「残念ながら正会員は微減傾向にあるものの、賛助会員は増加が続いている。商業者にとっては、賛助会員の力があって販売できる。賛助会員の皆様も組合活動を活用しながら拡販に努めてほしい」とあいさつを終えた。
議案審議では、17年度事業報告承認の件、同決算関係書類承認の件、18年度事業計画案、同収支予算案並びに経費の賦課徴収方法案の件を原案通り承認した。
任期満了に伴う役員改選では、加藤巳千彦氏(カテックス)が新理事長に就任し、副理事長には大野裕氏(大野光)が新任、加藤龍雄氏(加藤ゴム)が再任された。
総会終了後の懇親会冒頭、あいさつに立った加藤巳千彦新理事長は「ネット販売の広がりとともに流通網も大きく変わり、商業者にとって難しい時代を迎えているが、会員の皆様は加工販売やface to faceでお客様に寄り添ったビジネスモデルを展開している。組合としても、会員の皆様が事業の糧になるような情報を始め、賛助会員とともに新しい技術を提供する場も作りたい。そのうえで、川島前理事長の思い