横浜ゴムの1~3月期 過去最高の売上収益

2018年05月14日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムの2018年12月期第1四半期連結決算(国際会計基準=IFRS適用)は、売上収益が1491億5700万円で前年同期比2・3%増、事業利益は116億9400万円で同8・3%増、営業利益は140億6600万円で同27・5%増、四半期利益は93億3500万円で同18・0%増となった。売上収益は第1四半期ベースで過去最高となった。

 主力のタイヤ部門は、売上収益が1041億9500万円で同0・9%増となり、総売上収益の69・9%を占めた。

 新車用タイヤの販売は、中国を含めアジアが好調で、売上収益は前年同期を上回った。

 市販用タイヤの販売は、国内では、冬季の降雪が多かったこともあり、今冬販売したスタッドレスタイヤの新商品「アイスガード6」を中心に冬用タイヤが好調だったが、海外においては、一部地域で前年同期に値上げ実施前の一時的な販売増加があったこともあり、売上収益が前年同期を下回った。

 MB部門は、売上収益が263億100万円で同1・3%増となり、総売上収益の17・6%を占めた。

 ホース配管事業は、国内外の建機需要が旺盛だったことに加え、自動車用ホース配管事業が好調だったことにより、売上収益は前年同期を上回った。

 工業資材事業は、国内外でコンベヤベルトの販売が好調だったほか、海洋商品が回復傾向であったことから、売上収益は前年同期を上回った。

 ハマタイト・電材事業および航空部品事業は、売上収益は前年同期を下回った。

 ATG部門の売上収益は168億9600万円で同13・4%増となり、総売上収益の11・3%を占めた。

 農業機械用・産業車両用タイヤを始めとするオフハイウェイタイヤは、農業機械の需要が回復傾向にあることから、新車用タイヤの販売が好調で、売上収益が前年同期を上回った。

 通期の連結業績予想は当初予想を据え置き、売上収益が6700億円で前期比3・7%増、事業利益は630億円で同8・1%増、営業利益は600億円で同10・7%増、当期利益は400億円で同0・1%増を見込んでいる。

 

 

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