三ツ星ベルトは5月21日、東京・日本橋の日本橋プラザビルで決算説明会を開催した。
同社の18年3月期連結決算は、販売が国内や海外ともに堅調に推移し、売上高は695億9400万円で前期比4・8%増となり、化成品事業の売却後の2007年度以降では最高の売上高となった。
利益面では、営業利益は84億2900万円で同1・8%増、経常利益は88億800万円で同3・8%増、当期純利益は62億5200万円で同6・2%減。原材料価格や人件費などの経費が増加したものの、コストダウンや生産性アップなどにより、営業利益は5期連続で過去最高益を更新し、経常利益も過去最高となった。
当期純利益の減少は、前期に株式の売却による特別利益を計上していたことによる。
四半期の業績推移については、売上高は主力のベルト事業が国内外ともに好調で、第2四半期には180億円台に達するなど、高い水準で推移した。営業利益も年間を通じて高水準で推移し、目標の利益率11%を大きく上回る結果となった。
売上高をセグメント別に見ると、国内ベルトは一般産業用が好調だったことから、280億3700万円で同4・2%増。
海外ベルトは自動車用の販売が好調で、319億7400万円で同8・4%増となった。
建築資材では、建築部門は横ばいだったものの、土木部門は工事物件の納期ずれ込みなどにより減少し、48億5400万円で同9・2%減となった。
その他は、47億2700万円で同1・8%増と微増となった。
海外売上高比率は46・5%となり、前年より1・4ポイント増加した。
ベルト売上高は、いずれの品目も増加し、全体で600億1200万円で同6・4%増となった。
品目別に見ると、ベルト売上高の約5割を占める自動車用ベルトは、アメ