ブリヂストンは5月23日、オーストラリアの鉄道インフラ次世代技術開発に関する「産業変革研究プログラム」に参画し、現地のウーロンゴン大学と共同で、持続可能な鉄道インフラ技術構築に向けた研究プロジェクトを開始すると発表した。
同プログラムは、鉄道インフラ次世代技術開発に向けた産学連携の推進と研究者の育成を目的として、豪州研究会議(ARC)の支援のもとウーロンゴン大学を含む8大学と11組織が連携し今年5月23日に開始される。
同プログラムの研究プロジェクトの一つとして、同社とウーロンゴン大学は共同研究を行う。具体的には鉄道のバラスト軌道の耐久性向上に向けてレールを支える枕木やバラスト、路盤への使用済みタイヤの活用などの研究を共同で進めていくとしている。
同社グループのグローバルCSR体系「Our Way to Serve」では、「モビリティ」「一人ひとりの生活」「環境」を重点領域として位置付けていて、同社はこのプロジェクトを通じて持続可能なモビリティの実現に貢献するとともに、事業と環境保全の両立に取り組んでいく方針だ。
同社グループは、オーストラリアでは在オーストラリア子会社であるブリヂストン オーストラリア リミテッドを通じて乗用車用タイヤやトラック・バス用タイヤの販売・サービスを行っているほか、同国子会社のブリヂストン マイニング ソリューションズ オーストラリア ピーティーワイ リミテッドを通じて鉱山ソリューションビジネスを展開している。