【新社長インタビュー】バンドー・I・C・S 本田裕治社長 真のグループ連結に貢献を 基本をしっかり一歩ずつ

2018年05月25日

ゴムタイムス社

 昨年4月、バンドー化学の東西販社である東日本バンドーと西日本バンドーが統合し発足したバンドー・I・C・S。今年4月に就任した本田裕治新社長に抱負や会社の状況、事業方針などを聞いた。

―就任の抱負を

 当社の18年度のスローガンは「基本をしっかり一歩ずつ」。就任して思うのは、この基本という言葉に尽きる。バンドー製品の国内販売を手がける当社は、バンドーグループが18年度にスタートした中計「BF―2」の4つの大きな指針の一つ、コア事業の拡大で大きな役割を担っている。新事業や新製品もコア(基本)事業があってこそ。社員には「当たり前のことを当たり前にやれ」と話している。

―会社の状況は

 同じ販社という形であるが、歴史や風土は同じようで違う。今後は会社の環境をさらに融合させていきたい。具体的には、地域最適在庫の構築や物流ネットワークの確立、そしてモノを販売するだけなく、サービスで付加価値を創出できる環境も整備していきたい。

―真の連結の意味とは

 こうしたお客様への環境整備とともに、グループの中で事業連結利益を創出できる環境整備も進めていく。

 私はバンドー化学の産業資材部事業部長として、生産・技術を主体とした事業運営をしてきた4年間の経験から、これは売って稼ぐのか、また作って稼ぐのか、あるいは両方で稼ぐのかが判断できる。グループとしてやるべきことを販売の最前線で素早く意思決

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