クレハは5月29日、国内グループ会社のクレハエクストロンとクレハエクステックが2019年4月1日をもってクレハエクストロンを存続会社として合併すると発表した。
合併の目的としては、切削⽤の合成樹脂素形材の押出加工を主⼒事業とするクレハエクストロンと、合成樹脂フィルムの押出加工を主⼒事業とするクレハエクステックの運営を一体化することで、樹脂加工の技術開発、製造、販売の一元管理体制を構築するとともに、経営資源の効率的な活⽤により、事業基盤の強化を図るとしている。
クレハエクストロンを存続会社とする吸収合併とし、クレハエクステックは解散する。本社は東京工場東京都⼤⽥区昭和島2―4―4(現クレハエクストロン所在地)で、茨城工場は茨城県かすみがうら市宍倉5691(現クレハエクステック所在地)。2019年10月までに、現クレハエクステック所在地に本社機能も含めて拠点を集約する。代表者は代表取締役社⻑⽶澤哲氏(予定)となる。資本⾦は8500万円で決算期は3月31日。株主はクレハが100%。
なお、合併後のクレハエクストロンの本社および工場は、現クレハエクステックの工場建屋の更新とあわせ、2019年10月までに茨城県かすみがうら市(現クレハエクステックの所在地)に建屋を建設し、移転する。また、更新、移転に伴う新建屋建設の投資額は約21億円で、一部茨城県およびかすみがうら市の⽀援制度を利⽤する予定だ。