ゴムロールのパイオニアとして製鉄所やフィルムなど多様な分野で事業を展開する尾高ゴム工業(和歌山県紀の川市、東山邦裕社長)。17年度は主力の製鉄用ロールが計画通りに進捗したことから、売上は前期比4・7%増、経常利益は同12%増の増収増益となった。
製品では、高耐久性ゴムロール「タフエースシリーズ」や製鉄生産ラインのサポート用ロール「ガッツラバー」、リンガーロールの長寿命化を目指し開発されたゴムロール「ハードクラッチ」などが高い評価を得ているほか、長寿命が見込めるタフシリーズ「ウルトラタフエース」と「ハードクラッチ」の組み合わせ販売も伸びている。
製鉄所では各ラインの集約化を進めたことで、各ラインの稼働率が上がっている。その中で、「お客様の間では安定性があり、製品寿命が長く、交換頻度が少ないゴムロールへの要求が高まっており、当社の高機能製品の販売が伸びている」(氏野孝二取締役技術・開発担当)
また昨年は主力製品の高摩