日本ベルト工業会がまとめた4月のゴムベルト生産実績によると、生産量は合計で2218tで前年同月比1%減となり、前月の増加から減少に転じた。うち内需は1670tで同2%増で2ヵ月連続で増加し、輸出は549tで同9%減と前月の増加から減少に転じた。
品種別のコンベヤベルトは1261tで同4%減で前月の増加から減少に転じた。内訳は、内需は同2%減、輸出は同9%減でいずれも前月の増加から減少に転じた。
国内コンベヤの主な需要先である鉄鋼やセメントなどの需要動向を見ると、4月の粗鋼生産は前年同月比0・4%減で2ヵ月ぶりの減少、セメント生産は同3・6%増で2ヵ月連続の増加、紙・板紙生産は同1・0%減と4ヵ月連続で前年同月を下回った。
輸出に関しては、国内メーカーの海外生産移転が進んでいることや、豪州など資源国向けの需要は依然低位で推移していることから、生産量の本格的な回復に至っていない。
伝動ベルトは957tで同4%増。内需は同6%増、輸出は同9%減で前月の増加から減少に転じた。内訳はV・ファンベルトが同4%増、歯付ベルトは同2%減、その他ベルトは同13%増。
伝動ベルトの主要需要先である自動車
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