横浜ゴム ウレタン塗膜防水工法用の硬化促進剤を発売

2018年06月05日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは6月5日、国内販売会社の横浜ゴムMBジャパンが、横浜ゴムMBジャパンのオリジナルブランドである「クライテリオン」ブランドからウレタン塗膜防水工法に使用する「EU―ONE Oneda―F(イーユーワン ワンダエフ)硬化促進剤」を6月中旬に発売すると発表した。

 同製品の使用により気温20℃の場合、5時間でウレタン塗膜防水材を硬化できるため、防水施工が1日で完了する「Oneda―F(ワンダエフ)工法」が可能となる。

 建物の防水対策のひとつであるウレタン塗膜防水工法は、液状のウレタン樹脂を塗布し硬化させて防水層を形成するが、アスファルト防水やシート防水工法などに比べ乾燥時間が長く、工期も長くなるデメリットがある。これに対し、横浜ゴムMBジャパンが独自に開発した「ワンダエフ工法」では1成分形ウレタン塗膜防水材「EU―ONE(イーユーワン)」に、新たに開発した「イーユーワン ワンダエフ硬化促進剤」を混合することで硬化時間を短縮。これにより、早く次の工程に進めるため工期を短くすることが可能だ。同社では主用途として、硬化時間の短縮が求められるベランダや側溝、庇など小面積の部位を想定している。

 ウレタン塗膜防水工法は複雑な形状の下地でも施工でき、継ぎ目のないシームレスな仕上がりとなることから美観にも優れる。また改修工事が必要となった際には、簡単な重ね塗りで済む場合もあるなど様々なメリットを有しており、建物防水工事で需要が拡大している。

 

「EU―ONE Oneda―F硬化促進剤」を使用した施工例

「EU―ONE Oneda―F硬化促進剤」を使用した施工例

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