東ソーは6月7日、グループ会社の東ソー物流が同社の南陽事業所(山口県周南市)に隣接する周南市臨港地区に化学品専用として西日本最大規模となる総合物流倉庫「第二りんかい物流センター(仮称)」の建設を決定したと発表した。
同社は製造プラントの能力増強に伴う物流量の増加が見込まれる中、中長期を見据えた物流インフラの整備に取り組んでいる。既に同エリアには日本最大規模の凍結能力を有する「りんかい冷蔵倉庫」や「りんかい物流センター」を有しており、新倉庫が3棟目の大型物流倉庫となる。
新しい物流倉庫は、常温庫、凍結庫、冷凍庫、冷蔵庫、加温庫、移動式ラックなどを備え、多温度帯をカバー。また、「りんかい冷蔵倉庫」と同様、冷媒にアンモニア/CO2を使用した最新省エネ型自然冷媒冷凍ユニットを採用している。さらに、2階へ直接トラックがアクセスできるランプウェイ方式により、トラックの待機時間削減、作業の効率化も実現している。
第二りんかい物流センターは、山口県周南市臨海町(臨港地区)に所在。3階建てで、面積は建築面積が3467坪(1万1440㎡)、延床面積が7776坪(2万5660㎡)となっている。収容能力は約2万2100t。2019年1月に着工し、2019年12月に完工、2020年1月に営業を開始する予定となっている。
同社グループは、高度化・多様化・広範化する物流ニーズに対応するべく、グローバルサプライチェーンの強化を図るとともに、物流の効率化や環境に優しい物流事業を推進することで、地球温暖化防止等の環境保全にも配慮し、持続可能な社会の実現に貢献していく方針だ。