明和ゴム工業(東京都大田区、坪井栄一郎社長)の18年9月期上半期(10月~3月)業績は、前年同期比横ばいで推移している。
印刷用ロールでは、新聞輪転機用は若干の減少、商業用は横ばいとなる中で、UV印刷用はプラスで推移した。UV印刷用では、ゴムロール(UVゼスト)と樹脂ロール(UVサミットⅡ)という、ゴム・樹脂の両素材を持つ強みを生かし、顧客のニーズに合ったロールを提案している。例えば、ロールの管理面を気にする顧客には、ゴムロール「UVゼスト」への切り替えを進めるなかで、「UVゼストはユーザーにしっかり評価されている」(同社)とのことだ。
一方、フィルムや合板、鉄鋼などの工業用は、ゴムロールは新設や巻き替えは若干減っているものの、ゴム以外のロールで新規案件を取り込むことができ、工業用全体では増加となった。新規案件ではガイドロール関係でメッキなど特殊加工を施したロールなどの注文が増えている。
分野別に見ると、フィルム用は