「海外に行くと、設備選定の基準が今のままでいいのかと感じることがある。設備を入れ減価償却期間が終われば保守が始まる。しかし、大規模保守に取り掛かる以前に機械メーカーが無くなっているケースが見られる。設備のメンテナンスでは、日系のみならずローカルメーカーも困っているのが現状だ。日本は100年企業が多いなか、長寿命の会社そのこと自体が、お客様に付加価値を提供していると言え、グローバル市場における日本企業の優位性の一つになりうる。設備の選定基準は価格面も大事だが、保守サービスの継続性、ひいては企業自体のサステナビリティがより重視されるとよい」
(鈴鹿エンヂニヤリング 矢田龍生社長)
2018年06月15日