家庭用・産業用手袋の専業メーカーであるショーワグローブ(兵庫県姫路市、近藤修司社長)は6月13日、同社の開発本部研究開発グループのチーフエンジニアである森田高樹氏が2018年度兵庫県発明等表彰「兵庫県発明賞」を受賞したと発表した。
受賞理由は、森田氏が滑り止め効果や耐摩耗性、強度およ柔軟性とフィット感に優れた作業用手袋「NO.371組立グリップクラスター」の開発に寄与。その結果、社会の様々な利用場面での利便性を向上させたことが評価された。
「No・371組立グリップクラスター」は2014年の発売以来、多くのユーザーに愛されている作業用手袋。自動車整備や機械メンテナンスをはじめ、建築・土木作業や屋外軽作業等、様々なシーンでユーザーの活動に貢献している。
一般社団法人兵庫県発明協会が主催する「兵庫県発明等表彰」事業は、1975年度から県内で科学技術に関して優れた発明成果をあげた人物にその功績を顕彰している。
同社では、今回の「兵庫県発明賞」受賞は、発明の新規性だけでなく、広く世間に製品が浸透し、社会に貢献したことが評価されたと見ている。今後も開発力を軸足として、人々の課題解決のための新製品を開発していく計画。そして、日本のみならず世界中に価値ある高品質な手袋を届け、姫路から世界へ、グローバルな社会貢献を目指す方針だ。