鈴鹿エンヂニヤリング(三重県四日市市、矢田龍生社長)は、原材料の配合から混練・圧延・冷却・裁断と、それらを持続するマテリアルハンドリングまでゴム精練工程で必要とされるすべての設備をワンストップで提供し、国内外の顧客から高い信頼を得ている。
18年3月期を振り返ると、受注、売上とも目標数値を達成し増収だった。
その要因として、近年積極的に取り組んだ経営の事業継承や従業員の世代交代の成果が業績に結び付いた。そのため、営業面でも高いパフォーマンスを発揮することができたという。
矢田社長「世代交代期間が17年3月期でようやく一巡し、営業の仕組みや基盤が整い始め、18年3月期は新体制で臨んだ期となった」と振り返る。
前期の国内外比率については国内が8、海外2(前期は6対4)となり、国内比率が年々伸びている状況だ。前期では、国内企業に新しいラインを受注するなど国内で高い評価を獲得しつつ、海外では同社の実績のある設備のリ