横浜ゴムは6月19日、省電力コンベヤベルト「ECOTEX(エコテックス)」を日本最長のコンベヤラインである秩父太平洋セメントのKLTラインへ納入したと発表した。
「ECOTEX」の省電力性能と高い耐久性が評価された。
「ECOTEX」は優れた耐久性に加え、ローラーと接する下面カバーゴムの粘弾性を最適化、ローラーの乗り越え抵抗を小さくすることでコンベヤの消費電力削減に貢献する。KLTラインでは同製品納入後の消費電力測定で、同社の従来品と比べて50%以上の大幅な消費電力削減を実現した。
KLTラインは、14kmと9kmのコンベヤを使用して群馬県多野郡神流町の叶山鉱山から埼玉県秩父市までを結ぶ。今回納入したコンベヤベルトは、日本最長となる約14kmのコンベヤ向け。秩父太平洋セメントは本交換工事に伴い、第77回石灰石鉱業大会で「石灰石鉱業協会賞 最優秀功績賞」を受賞。「ECOTEX」の省電力性能も評価された。
横浜ゴムは耐摩耗性、耐熱性、難燃性、省電力性など使用用途に応じた多様なコンベヤベルトを生産販売している。世界トップクラスの性能を実現した製品は世界的にも高い信頼を得ており、国内外で数多く採用されている。